戦士のズル休み | 2012年02月



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2012.02.28

父が語る湾岸戦争の体験談

2日前の話。

実家に帰省していた自分は、

父、母と3人で夕食中だった。

テレビでは海中か工事現場からか忘れたが、

第二次大戦中の不発弾が見つかったというニュース映像が流れていた。

それを見た父が思い出したように語りだす。

「フセインのバカタレが」

この話を聞くのは何度目だろうか。

酒が入った父は次第に饒舌になっていった。

 

「フセインのバカタレが、ペルシャ湾に機雷をバラ撒いたわけだ」

湾岸戦争だ。

当時、父が乗る船はペルシャ湾を航行していた。

石油を汲んで日本に持ち帰るためだ。

(具体的に戦争中なのかいつ頃なのかはわからないが、

おそらくは湾岸戦争後、

自衛隊のペルシャ湾への派遣が始まってからだと思われる)

ちなみに父の肩書は司厨長。

どんな仕事かというと、まぁ簡単に言えば

808_original

↑この人と同じ。船のコックさんだ。

(しかし自分は父が作った料理を今までほとんど食べたことがない)

 

当時ペルシャ湾にはまだ多数の機雷が漂い、

航行する船舶の脅威となっていた。

そんな中、ペルシャ湾を航行する父が乗る船に、

アメリカ軍のヘリが接近してきた。

こちらに何か呼びかけてきたそうだ。

「しかしウチの船長は、英語がわからないわけだ」

砂肝をかじりながら父が語る。

どうやら機雷の処理をするので、回避するよう呼びかけているらしい。

間もなくアメリカ軍の船舶とすれ違う。おそらくは掃海艇だろう。

それから暫く経つと、父の船の数百メートル後方で、

数十メートルはあろうかという大きな水柱が立ち、

30万トンの船体が大きく揺れた。

 

「フセインのバカタレが」

最後にもう一度言った。

実際に危険に晒されているので、心からそう思っているのだろう。

お酒も飲んで満足した父は、ペットの猫を連れて寝室へ。

あんな食べてすぐ寝るのに、太らないのが羨ましい。


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まとめ