戦士のズル休み | ベンツおばさん



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2012.01.28

ベンツおばさん

前回か前々回か、はたまたもっと前か…

国勢調査の時の話。

これまでに転職や転勤で何度も引っ越ししているので、

具体的にいつ、どこでだったかは覚えていない。

(ということにしておきます)

とりあえず10年以上前かな?

 

ある日、仕事から帰ると、

アパートのドアの郵便受けに小さなメモが挟まっていた。

国勢調査の調査票を届けに来たが不在だったので、

直接取りに来てほしい、という内容。

この地区の担当者の名前と電話番号も記されていた。

 

ああ~めんどくさいなぁと思いつつも、

参加しておかないと自分という人間が日本国民としてカウントされなくなる、

と思うと少々寂しい気もしたので、

とりあえず電話することにした。

 

「もしもし、○○ですけど」

ハキハキと喋る、中年以上と思われる女性が電話に出てきた。

「あの、国勢調査の件で…」

「ああ、はいはい。

お手数ですけどウチまで調査票を取りに来てくださらない?」

「わかりました。場所を教えていただきたいのですが」

「○○方面から○○建設の事務所の前の三叉路を右に曲がって…

そこから100メートルぐらい歩けば、

正面にガレージにベンツが停めてある家があるから」

「ああー。たぶん大丈夫だと思います。

これから伺いますので」

「銀色のベンツが目印だからね。

家の外からもうベンツが見えてるから」

やたらとベンツを強調するのが少々鼻につくが…

 

指示されたとおりに行ってみると、

玄関前のガレージに高級車が2台も停めてある豪邸が建っていた。

ベンツ云々以前に、

ここで間違いないだろう。

チャイムを鳴らし、勝手にドアを開けた。

「ごめんください~」

間もなく、50代後半ぐらいの女性が出てきた。

チェーンがぶら下がった、高そうな眼鏡をかけている。

こんな眼鏡かけてる人、テレビのドラマ以外で初めて見た。

 

電話では少々上から目線っぽい話し方だったが、

実際会ってみると丁寧な物腰の人で、

調査票の書き方など親切に教えていただいた。

まぁ自分が当時まだ「若い男」だったからかも知れないが…

 

ベンツと言えど、中古ならそれなりの値段だと思うが、

それを差し引いたとしても相当の金持ちだったのだろう。

いやホント羨ましい話ですねえ。

(ベンツ邸への経路等、一部フィクションの部分があります)

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