戦士のズル休み | 九州屈指の心霊スポットに肝試しに行った話



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2012.02.17

九州屈指の心霊スポットに肝試しに行った話

20年近く前の話。

当時福岡に住んでいた自分は、寮生活をしていた。

そんなある日、自分の部屋に友人M君とT君が遊びに来た。

2人とも弁当を持っている。

その時自分はスーファミの「ドラクエⅤ」をプレイ中。

2人はその様子を見ながら弁当を食べ始めた。

それにしてもM君の生姜焼き弁当が、なんか臭い。

食べると美味しいのだろうが、何か臭い。

生姜臭いというか。

たちまち部屋は生姜焼きの臭いで充満した。

「お前の弁当、臭いよ」

「うん、臭い臭い」

「…人のメシを、臭いとか言うな!!」

 

やがて弁当を食べ終わると、3人で色々と雑談していくうちに、

いつの間にか怪談トークが始まっていた。

生姜焼き弁当のM君はその手の怖い話に目がない。

四国出身の彼は四国某所の山奥の廃病院に肝試しに行ったとき、

非常に怖い思いをしたという話を聞いたが、

それはまた別の機会に語ることにする。

 

福岡には全国的にも有名な、犬鳴峠という心霊スポットがある。

近年では「奇跡体験アンビリバボー」、

往年の恐怖番組「あなたの知らない世界」でも紹介されたことがあったようだ。

M君も当然犬鳴峠のことは知っていて、

「オカルトマニアとしてぜひ押さえておきたい」と言い出した。

要するに「実際に行ってみたい」ということだ。

山陰出身のT君はそういったものに関心もないし、

心霊的なものを信じてもいない。

よって怖くもなんともないから、行くのなら自分も付き合うとのこと。

自分は死んでも行きたくなかったが、

行かないわけにはいかない状況になってしまった。

 

犬鳴峠に肝試しに行くことが決まったものの、

ここで問題が2つ発生した。

①3人とも車を持っていない

②行き方がわからない(全員余所者)

その2つの問題を一気に解決するため、

自分の友人で福岡県民のH君にガイドを依頼した。

H君は車を持っていたし、土地勘もあった。

(まぁ地元なので当然なのだが)

H君はガイド役を快諾、これで準備が整った。

決行日はH君のバイトがない土曜の夜となった。

これが自分たちの運命を大きく狂わせることになろうとは。

 

肝試し当日。

その日は夕方まで雨が降っていた。

ジメジメした、肝試しには最適のコンディションだ。

集合場所となったセブンイレブンの駐車場。

H君は約束よりも10分ほど遅れてやってきた。

H君とM君、T君は初対面だったが、すぐに打ち解けた。

 

コンビニで飲み物を買って、早速出発。

車の中ではH君が地元民ならではの、

犬鳴峠にまつわる興味深い話をしてくれた。

H君の知人女性が新犬鳴トンネルで事故死したこと、

H君自身が新犬鳴トンネルを通行中、

トンネルの中なのに目の前を白い車が横切ったこと、etc..

否応なくムードが盛り上がる。

唯一残念なのは、ここにいるのが全員だということぐらいか。

その時、カーラジオから音楽が流れてきた。WANDSだ。

「♪~もおと強く抱きしめられた~な~ラ~♪」

曲に合わせて歌いだすH君。

ビックリするぐらい音痴だ。

せっかくのムードがぶち壊しになった。

 

やがて車は新犬鳴トンネルの前へ。

物々しい雰囲気。これは怖い。

夜だったし正確な位置は覚えていないが、

藪に覆われた不気味な電話ボックスの前で路肩停車。

噂ではここに入って電話をかけると●×◆△…(怖いから書かない)

H君、ニッコリ笑って「誰か入る?」

遠慮しておきます。

結局、誰もあの中に入る勇気のある者はいなかった。

 

そしていよいよ問題の犬鳴峠へ。

現在は柵が張ってあり、侵入することはできないとの事だが、

当時はまだ自由に出入りすることが出来た。

ヤバい。もうさっきまでのと全然違う。

細い旧道はあちこちが崩壊している。

道路はひび割れ、そこから草が伸びている。

木の枝が車のフロントガラスにバシバシ当たってくる。

そして車は遂に全国的にも有名な、旧犬鳴トンネルに到着した。

そこで自分たちを待っていた驚愕の現実!

 

そこには無数のカップルが。

当時まだ自由に通行できた犬鳴トンネルは、

週末になるとデートスポットになっていたのだ。

皆手には懐中電灯や、ランタンを持っている。

彼氏はここで怖がる彼女をしっかり守ることで、

さらなる彼女との愛情アップを図ろうという狙いか。

こちらはモテない野郎4人。

怖さはどこへやら、だんだんムカついてきた。

仮にここにいるカップル共が全員幽霊だったとしても、

全然怖くないだろう。

もし週末じゃなくて平日の夜にでも来ていたら、

ここには誰もいなくて本当の恐怖を味わえたかも知れない。

 

せっかく来たので、

リア充の皆さんと一緒に旧犬鳴トンネルを歩いて出口まで抜けた。

(現在では旧犬鳴トンネルはブロックで封鎖されて通行できないらしい)

その先は駐車場なのか何かわからないが、

比較的広い所だった。

そこには大きな石碑が建っていて、ペンキで激しく落書きされていた。

最後にその石碑の前で全員で写真を撮った。

 

後日その写真を現像してみると…

T君の左腕、肘から下が綺麗に消えていた。

間違いなく心霊写真だ。

「おおおすげえ」

自分の腕が消えて喜ぶT君。

いや、そこは怖がろうよ。

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この記事へのコメント
こんばんは(^-^)
私はそういう話が嫌いではないのですが、
スポットへ行くのはダメです…。
写真はちょっとコワいですね…(^^;
Posted by ウィンド at 2012.02.17 23:43 | 編集
>ウィンドさん

コメントありがとうございます。
自分も昔からオカルト的なものが苦手で、
中学の時は塾の帰りに墓地の前を通るのが怖くて、
5分余計にかかる遠回りコースで帰ってました。

心霊写真は実家にスゴいのがあります。
今度帰省した時に見つけたら、
持ってきて紹介しようと思います。
Posted by らす at 2012.02.19 00:59 | 編集
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