戦士のズル休み | 職場の社長がゴーイングマイウェイな話



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2012.03.01

職場の社長がゴーイングマイウェイな話

3~4年前の話。

その日は仕事が早く終わりそうだった。

「○○さん、帰りパチンコ行かないっすか」

「あ~オレ給料前で金ないからなぁ」

もう皆、早く仕事を終わらせて帰ることしか頭にない。

そんなウキウキムードをぶち壊す、

悪夢のような一本の電話。

 

「社長が今から来るから、

みんな待ってろって」

 

「何ですとォーーーーーー!!」

 

普段は本社でドッシリと構えている社長は、

ウチの営業所には月に1~2回程度しか来ない。

大抵は朝礼に顔を出して訓示など述べられるのだが、

夕方~夜に来て、

全員集めてミーティングというのは極めて稀だ。

何か重大な発表があるに違いない。

どんな話があるのだろうかという不安と、

それじゃ今日は早く帰れないじゃん、という落胆。

たちまち事務所の雰囲気は通夜のように重くなった。

本社からウチの営業所まで、車で1時間半~2時間はかかる。

夕方の混雑時はもっとかかるかも知れない。

「社長何時ぐらいに来ますかねえ」

残務処理が残っている社員以外は、

皆空気の悪い事務所から外に出た。

 

1時間経過。

作業用の台車に腰掛け、社長を待つ。

「社長来ないっすねえ」

「まだ来ないでしょ」

「何時ごろ来ますかねぇ」

「7時半ぐらいかなあ」

 

2時間経過。

「社長来ないっすねえ」

「腹減ってきたなぁ」

「もうブッちぎっちゃおうか」

「俺一人いなくてもバレないですかねえ」

社長だからなぁ。

とにかく待つしかない。

 

2時間半経過。

外はすでに真っ暗だ。

その時、濃紺の高級車が右ウインカーをチカチカさせながら入ってきた。

社長だ。

「ようやくおいでなすったよー」

皆ノロノロと事務所に戻った。

 

「おーお疲れさん」

満を持して社長登場。

事務所に入るなり、営業所長を捕まえて商談席で話し始めた。

すいません、後にしてもらえませんか。

皆お腹すかせて待ってたんスけど。

神々しささえ漂う程のKYっぷりだ。

 

「じゃあみんな集まろうか」

ようやく会議室に全員集合。

前述した通り、このようなケースは極めて稀だ。

当時ウチの営業所は売り上げが振るわず赤字状態。

もしかして営業所閉鎖の発表か?

そこまでいかなくとも、リストラの話かも知れない。

それまでのダルい空気が一変、

事務所は緊張に包まれた。

 

 

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社長の話は10分程度で終わった。

その内容を要約すると、

「みんな~、体に気をつけて、

仕事がんばってネ♪」

という内容だった。

アンタそれだけ言うために、

2時間半もかけて来たんスか?

そのために散々待たされた俺たちって一体…

社長じゃなかったら軽くローキックでも入れてるところだ。

 

 

明日は朝礼に社長が顔を出して訓示があるそうだ。

どのような話があるのだろうか。

今夜は気になって眠れそうにない。

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